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新嘗祭2019とは?大嘗祭や神甞祭との違い。内容や勤労感謝の日の意味。

この記事では新嘗祭2019について、分かりやすく紹介しています。

 

新嘗祭は毎年11/23に皇居で行われる国家行事です。

古くから、宮中祭祀の中でも最も重要な祭事と位置付けられてきたこの祭事は、どのような内容なのでしょうか。

大嘗祭や神甞祭との違いは? 勤労感謝の日の意味は?

 

今回は新嘗祭2019について、厳選情報を分かりやすく紹介したいと思います。

 

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新嘗祭2019の日程・場所は?

まず、新嘗祭は「いつ」、「どこで」行われる祭事なのか、について紹介していきたいと思います。

冒頭にも触れた通り、新嘗祭は毎年11/23に皇居で行われるのですが、更に細かく見ていくと・・・

日程 場所 行事 内容
11/22 綾綺殿 鎮魂祭 天皇陛下、皇后陛下、皇太子同妃両殿
下の御魂を鎮祭される祭儀
11/23
14:00
宮中三殿 賢所の儀
皇霊殿の儀
神殿の儀
天皇陛下にお代わりし、掌典職が宮中
三殿に神饌と幣帛を捧げ、代拝を行う
祭儀
11/23
14:00(1回目)
23:00(2回目)
神嘉殿 夕の儀
暁の儀
その年に収穫された穀物を神前にお供
えし、天皇陛下も食される祭儀
11/23 伊勢神宮の
外宮と内宮
大御饌の儀 幣帛と五穀をお供えする祭儀

 

↓新嘗祭が執り行われる「宮中三殿」と「神嘉殿」の配置図です。


出典:https://www.jiji.com/jc/

 

このように、皇居内にある拝殿にて、様々な祭儀が行われることとなります。

また、伊勢神宮でも11/23に同じような祭儀が行われているのですね。

 

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そもそも新嘗祭とは?

では、改めて「新嘗祭とはどのようなものなのか?」について詳しく紹介したいと思います。

新嘗祭(にいなめさい)とは、宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)のことで、その年の収穫の恵みを神様に感謝する祭事のことです。

宮中祭祀とは、簡単に言うと、感謝の気持ちを込めて神様、仏様、祖先を祀ることです。

これは、日本の国、そして日本国民の安全、繁栄を天皇陛下がお祈りされる目的で行われているのです。

 

このお祈りの儀式は、11/23の14:00~と23:00~の2回、それぞれ2時間ずつ行われます。

天皇陛下が五穀を神々に献上され、その年の豊作を感謝し天皇陛下と神様が一緒に食事をされるという祭事になります。

天照大御神の子孫である天皇陛下が、神様と一緒に食事をされることで、その翌年の五穀豊穣を祈願される意味もあるようです。

 

さて、ここで言う「五穀」とはどのようなものでしょうか。

五穀とは

・麦

・粟

・大豆

・小豆

つまり、古くから日本で食されてきた主食のことを指すのですね。

 

因みに新嘗祭は飛鳥時代から行われ、一時中断を挟んで元禄時代に再開されたと言われています。

中断の理由と時期については、一説によると・・・

室町時代の応仁の乱の際、1462年を最後に中断され、その後江戸時代中期の1688年に江戸幕府主導のもと、再開されたようです。

この説に従うと、中断期間は225年だったということですね。

 

大嘗祭とは?

新嘗祭(にいなめさい)とは呼び方の異なる大嘗祭(だいじょうさい)という祭事もあります。

大嘗祭は、その時代の天皇陛下が即位されて最初に行う新嘗祭のことで、内容は新嘗祭と全く同じになります。

大嘗祭が行われる場所は?

大嘗祭の儀式は、「大嘗宮(だいじょうきゅう)」という祭場で行われます。

そして、大嘗宮には、「悠紀殿(ゆきでん)」と「主基殿(すきでん)」の二つがあります。

↓過去の大嘗宮の配置図です。


出典:https://www.nikkei.com/

 

この二つの拝殿は、大嘗祭のために作られる拝殿で、以下のような日程で建設・解体されます。

日程 内容
大嘗祭の約10日前 建設資材が運び込まれる
大嘗祭の7日前 地鎮祭が行われる
大嘗祭の3日前 拝殿の竣工
大嘗祭後 ただちに撤去

 

何故、大嘗祭だけが違う場所で行われる?

ここで疑問なのは、何故、大嘗祭だけが別の建物で行われ、しかも大嘗祭が終わると解体されるのか、ということです。

実は、大嘗祭、そして例年行われる新嘗祭も、最高位の神事であるがゆえに、「清浄さ(清らかさ)」が重要視されます。

ですので、当然のことながら神様へのお供え物や、その際に使用される道具は全て真新しいものとなります。

ということは、祭事を執り行う拝殿も真新しくしたいところ。

しかし、新嘗祭に関しては毎年のことで、費用面の問題もあり14:00~の「夕(よい)の儀」も、23:00~の「暁(あかつき)の儀」も、常設されている神嘉殿(しんかでん)で行います。

これは、「本来は真新し建物で行いたいところを、略式にして、常設の拝殿で2度行っている」と言えます。

 

さてここで、大嘗祭に関してですが・・・

せめてこの大嘗祭は、天皇陛下が即位されて最初の新嘗祭ということで、「本来あるべき姿」である「真新しい拝殿」で執り行うのです。

大嘗祭の場所
悠紀の儀(新嘗祭では夕の儀にあたる)→悠紀殿

主基の儀(同じく暁の儀にあたる)→主基殿

つまり、大嘗祭では2度の祭事を両方とも真新しい拝殿で行えるということになります。

 

新嘗祭と大嘗祭の違いは?

ここでは、新嘗祭と大嘗祭の違いについて見ていきたいと思います。

「場所」の違いについて

まず、行われる場所が違います。

新嘗祭は、皇居内の「神嘉殿」で行われます。

一方、大嘗祭は、朝堂院の前庭に建てられた「大嘗宮(だいじょうきゅう)」で行われます。

大嘗宮は、祭儀当日の前に5日間かけて作られ、祭儀が終わると撤去されます。

「初穂」の違いについて

次に使用される「初穂」が違います。

新嘗祭で使用される初穂は、「皇室献上米」と言われ、厳しい審査をくぐり抜けたものだけが奉納されます。

これに比べ大嘗祭の初穂は、事前に占いで決められた地方の斎田で採れたものが使用されます。

この占いには、「亀ト(きぼく)」という亀の甲羅を使います。

亀の甲羅を約1ミリにし、これを火にかざして、水をかけた時にできるヒビによって決められるのです。

ここで決められるのは2か所あり、東日本から1か所「悠紀の国」 と西日本から1か所「 主基の国」になります。

ここ最近の大嘗祭(令和を含む)では「悠紀の国」、「 主基の国」は以下のように決められました。

大嘗祭が
開催された年
悠紀の国
(東日本)
主基の国
(西日本)
明治4年
(1871年)
甲斐の国
(山梨県甲府市)
安房の国
(千葉県鴨川市)
大正4年
(1915年)
三河の国
(愛知県岡崎市)
讃岐の国
(香川県綾川町)
昭和3年
(1928年)
近江の国
(滋賀県野洲市)
筑前の国
(福岡市早良区)
平成2年
(1990年)
羽後の国
(秋田県南秋田郡)
豊後の国
(大分県玖珠郡)
令和元年
(2019年)
栃木県 京都府

 

「日程」の違いについて

最後に執り行われる「日程」が違います。

新嘗祭は、毎年11/23に執り行われます。

一方で、大嘗祭は11月の2回目か3回目の「卯(う)の日」に執り行わます。

これはどういうことでしょうか?

十二支
子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・猪(い)

こちらの十二支は毎年、干支として変わるものでもありますが、日によっても割り当てられており、12日間で1周します。

令和元年の卯の日
1回目:11月2日

2回目:11月14日

3回目:11月26日

ということで、令和の大嘗祭は2回目の卯の日である、11月14日になりました。

 

新嘗祭の日と勤労感謝の日の関係は?

新嘗祭は明治4年(1872年)までは旧暦11月の2回目の卯の日に行われていました。

しかし、1873年に日本にも太陽暦が導入されたため、月の数え方が旧暦とはずれることとなりました。

そこで、この年は太陽暦の「11月2回目の卯の日」に新嘗祭を行うことになりました。

それが11月23日だったのですが、以降、この日を固定して毎年11月23日に新嘗祭を執り行ってきました。

そして、この日は「新嘗祭」という名前で国民の祝日にも認定されていました。

しかし戦後のアメリカによる日本の占領統治の中で、1948年から、11月23日の祝日は「新嘗祭」という名前ではなく、別の名前を付けられてしまいます。

これが「勤労感謝の日」の始まりです。

つまり、神道と国家を切り離そうという占領政策の一環として、名称の変更が行われたということですね。

最近では、11月23日が、元々新嘗祭という名前だったことを知っている人は少なくなりました。

こうした日本古来の神事については、忘れず次の世代に伝えていきたいですね。

 

神嘗祭とは?

最後に、新嘗祭や大嘗祭と似たような響きの神嘗祭(かんなめさい)という祭事について紹介します。

神嘗祭とは、宮中祭祀の一つで天皇陛下がその年に収穫した新穀を天照大御神に献上する儀式です。

五穀豊穣の恵みに感謝する意味が込められています。

神宮ではこの神嘗祭のとき、祭器具、装束を一から全部新しくします。

1873年の太陽暦採用以降は、9月17日に行われていましたが、1879年以降は1ヶ月ずらして10月17日に行われるようになりました。

これは、「9月では稲穂がまだ収穫できるほど育っていない」という理由でそうなったようです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は新嘗祭2019について以下の内容をまとめてみました。

・日程・場所

・新嘗祭とは
・大嘗祭とは
・新嘗祭と大嘗祭の違い
・新嘗祭の日と勤労感謝の日の関係
・神嘗祭とは

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。