口永良部島の噴火 現在の様子や避難状況は?噴火警戒レベル4は危険?

2018年8月15日、鹿児島県口永良部(くちのえらぶ)島の火山活動が気象庁より「噴火警戒レベル4」に指定されました。

口永良部では、2015年5月にも噴火があり、その際の噴火警戒レベルは5でした。

今回の火山活動はどの程度危険なのでしょうか?


出典:東京新聞

 

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気象庁が定めている噴火警戒レベル

火山の噴火活動に対しては、気象庁により「噴火警戒レベル」というものが定められています。

警戒レベルは1~5までの五段階に分かれており、それぞれのレベルに応じて「警戒が必要な範囲」と「とるべき防災対応」が定められています。

気象庁のHPに分かりやすい表が掲載されていたのでこちらを参照してみて下さい。

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出典:気象庁HP

この表によると、警戒レベル5は「居住地域及びそれより火口側で避難」、警戒レベル4は「居住地域及びそれより火口側で避難準備」となっています。

 

つまり今回指定されたレベル4の段階では、避難勧告とまでは言わないまでも、「避難のための準備はしておくように」というレベルになります。

因みに、気象庁からは具体的に、火口から約3キロの範囲で噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけがありました。

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出典:気象庁HP

この地図によると「火口から約3キロ」の範囲は居住地域を含んでいることが分かります。

↓8/15に放映されたANNのニュースです

動画からも煙がモクモクと上がっていることが分かりますね。

 

一方、2015年 警戒レベル5に指定されて際は、内閣府の避難指示に基づき、島民118名と来島者19名(当時島内にいた全員)が、フェリーやヘリコプターで隣の屋久島へ避難されました。

↓2015年の噴火の際の映像です

かなり激しい噴火のように見えます。

ここまで煙が立ち上がっている映像を見ると、島内全域が危険だったということが想像できます。

 

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町から発せられた「呼びかけ」

気象庁の発表を受けて、詳細な避難計画は「各自治体」から発せられることになります。

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出典:気象庁HP

今回の場合で言うと、「各自治体」に該当するのは、口永良部島の住所である「屋久島町」です。

8月15日に気象庁から警戒レベル4に指定された後、屋久島町は口永良部島に対して「避難準備の呼びかけ」を行いました。

主な内容は下記3点です。

・島内全域に避難準備の情報を出した。

・高齢者など避難に時間がかかる人に対しては、直ちに島内の口永良部公民館に避難するよう呼びかけた。

・避難に助けが必要な人は、消防団員や支援者と連絡を取り合うよう呼びかけた。

参照元:MBS NEWS

町としては、今後警戒レベル5に引き上げられるようなことがあれば、すぐにでも避難できるよう対応しているのだと思います。

 

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屋久島は大丈夫か?

まず、口永良部島の地図上の位置ですが、九州の南側に位置する島になります。

 

屋久島からは東に約12km離れています。

 

口永良部島も屋久島も、住所としては「鹿児島県熊毛郡屋久島町」になります。

ですので、とても紛らわしいのですが、「町」としては同じですが、「島」としては全くの別物で、屋久島で火山噴火が起こっているわけではないということです。

また、屋久島には火山自体が存在せず噴火の恐れがありません。

因みに、2015年の口永良部島噴火の際は、屋久島西部で多少火山灰が降ってきたエリアがありましたが、人体に影響するようなものではなかったようです。

 

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日本国内で警戒レベルが適用されている火山一覧

日本国内には、口永良部島以外にも多数の火山が存在しています。

気象庁によると、「噴火警戒レベル」という概念を導入しているのは、41の火山(2018年5月時点)になります。

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出典:環境省HP

このうち、2018年8月現在、「警戒レベル」が数値として指定されているのは下記の火山になります。

警戒レベル

火山名

レベル4

口永良部島

レベル3

桜島

レベル2

霧島山(新燃岳)

霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)

草津白根山

浅間山

諏訪之瀬島

レベル2の「火口周辺規制」を含めると、7つの火山に警戒レベルが指定されています。

やはり火山大国・日本というだけあって、至るところに警戒すべき火山があるのですね。

 

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噴火警報レベルの世界的な基準は?

日本では、気象庁が火山の噴火警戒レベルを指定していますが、世界的な基準はどのような仕組みになっているのでしょうか。

世界的には、アメリカの「地質調査所(USGS)」という機関が航空機向けに発表している基準を用いているようです。

国と国との間を航空機で移動する際のリスク管理という観点から、航空機向けなのでしょうね。

日本語に訳すと「警戒レベル」ではなく、「警報レベル」になるようで、4段階のカラーコードで規定されています。

警報レベルを簡単に見てみると…

 

グリーン

平時のことで、噴火が起こっていない状態のことです。

火山が活動していないため、注意する必要はありません。

 

イエロー

平時よりも、やや火山活動が活発化した状態のことです。

火山活動を注意して監視する必要があります。

 

オレンジ

火山が小規模に噴火している状態、あるいは噴火が迫っている状態のことです。

日常的に気に掛ける必要があるレベル、というところでしょうか。

 

レッド

火山が噴火し、大量の火山灰が放出されている状態、あるいはそのような状態が迫っていることです。

このレベルになると、避難勧告が出ることもありそうですね。

 

これを図にまとめると、このようになります。

少し前にハワイ島のキラウエア火山が、「警報レベル レッド」に指定されて、ニュースになっていましたね。

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まとめ

この記事では、正確な情報を得て正しく理解できるように、できるだけ一次情報から調査し、分かりやすくまとめてみました。

日本は火山大国と言われていますが、現時点でレベル4に指定されているのは、口永良部島だけであり、それだけ日本の中でも警戒度の高い状態であると言えます。

なんとか火山活動が落ち着き、一日も早く、島民の方々が安心して生活できるようになればと願っております。

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